準1級 · 読解 · 第6回
ジェントリフィケーション
この回の内容
準1級 · 読解 · 第6回
準1級の読解トピック「ジェントリフィケーション(都市の高級化)」を題材に、社会・経済系の論説文を読み解きます。再開発、立ち退き、地域格差に関する頻出語彙とアカデミックな表現が身につきます。
二項対立を降りる型
The debate, however, is rarely as binary as either side pretends.(この議論は双方が装うほど二者択一ではない)で立場を降り、The crucial variable is policy.(決定的な変数は政策だ)と論点を移します。
準1級ではこの「どちらでもなく、条件次第」型の結論が頻出で、「筆者は賛成/反対」の選択肢はどちらも誤答になります。
問いを言い換える結論文
the question is not whether neighbourhoods should change—they always have—but whether the people already living in them are treated as partners … は not A but B で問いそのものを差し替える形です。
ダッシュに挟まれた they always have(常に変化してきた)は前提の確認で、主張ではありません。
設問の主旨は必ず but 以降から作られます。
つまずきやすい所
○ 政策次第で評価が変わるという立場
✗ 筆者はジェントリフィケーションに反対している
rarely as binary … / The crucial variable is policy が根拠。
○ seldom designed for the people who lived there first
✗ 新しい店は元の住民のために作られる
seldom(めったにない)が明示されている。
○ 変化そのものは前提(they always have)
✗ 地域は変わるべきではない、が筆者の主張
ダッシュ内は前提の確認で主張ではない。
賛否どちらでもない結論型です。「政策次第」と「問いの差し替え」を押さえれば立場を誤りません。