準1級 · 読解 · 第67回
なぜ私たちは笑うのか
この回の内容
準1級 · 読解 · 第67回
「なぜ人は笑うのか」を探る準1級読解です。心理学・進化論の視点から笑いを論じる英文を読み、人間の行動を説明する学術的語彙と論理展開を学べます。
観察結果が通俗説を覆す
公共の場での会話を大量に観察した結果、笑いの大半は面白くない発言の後に起き、しかも話し手の方が聞き手より多く笑いました。
したがって Laughter … is less a response to comedy than a kind of social glue(笑いは笑いへの反応というより社会的な接着剤)。
さらに we are roughly thirty times more likely to laugh in company than alone(一人よりも人と一緒のときに約30倍笑いやすい)が非対称の証拠です。
偽の笑いは音で見抜かれる
Genuine, involuntary laughter is acoustically distinct from the polite, deliberate sort we manufacture to fill an awkward pause. Listeners can tell the two apart within seconds, even across unfamiliar cultures.(本物の不随意の笑いは、気まずさを埋めるために作る礼儀的な笑いと音響的に異なり、不慣れな文化圏でも数秒で聞き分けられる)。
この検出器の精度から、合図を正しく出すことに社会的に多くがかかっていると結論します。
つまずきやすい所
○ 大半は面白くない発言の後に起きる
✗ 笑いは主に冗談への反応である
not remotely funny の観察。
○ 話し手の方が多く笑う
✗ 聞き手の方が話し手より多く笑う
the person doing the talking laughed more often。
○ 数秒で、文化を越えても聞き分けられる
✗ 作り笑いは他人には見分けられない
acoustically distinct。
観察が通俗説を覆す構成です。話し手の方が多く笑うという細部も設問化されます。