1級 · 読解 · 第65回
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この回の内容
1級 · 読解 · 第65回
「人間の時間尺度 → プレートテクトニクスが枠を砕く → 文明はニス一塗り → 中心性の溶解 → だが虚無ではない」の運びです。
尺度の桁が変わる
大陸は年に数センチ動き、人間には知覚できないが deep time では超大陸を組み立て解体するに十分。
地球の45億年に照らせば、記録された文明の全期間は a coat of varnish daubed across a soaring cathedral(そびえる大聖堂に塗られたニスの一層)にまで縮みます。
虚無ではなく倫理の増幅
Yet this abrupt demotion need not breed nihilism.(この降格は虚無主義を生む必要はない)。
地質学的な広大さの理解は自惚れへの矯正となり、我々が作らず長く占有もしない世界の無謀な管理を許す傲慢を和らげます。
もし我々の在位が一瞬なら、責任は軽くなるどころか重くなる ━ Deep time, properly contemplated, does not diminish ethics; it amplifies them.
つまずきやすい所
○ 虚無ではなく倫理を増幅すると論じる
✗ 深い時間の理解は人間の営みを無意味にする
need not breed nihilism。
○ 1960年代に立証された
✗ プレートテクトニクスは19世紀に確立した
vindicated only in the 1960s。
○ 帰結が種より長く残るので責任は重くなる
✗ 人間が短命なら責任も軽い
grows weightier, not lighter。
尺度の転換から倫理へ。虚無に落とさない結びが主旨です。