準1級 · 文法 · 第5回
比較
この回の内容
準1級 · 文法 · 第5回
準1級(CEFR C1)で求められる洗練された比較構文を学びます。倍数表現・部分比較・the+比較級など、論説文や英作文で差がつく表現を例文とともに身につけられます。
否定 + 比較級 が最上級を超える
could not be more grateful は「これ以上感謝できない」= 最大限の感謝。
過去なら could not have been more delighted。
no more A than B は「B でないのと同様に A でない」で両者を同時に否定する古典構文(クジラの構文)。
none the wiser for 〜 は「〜にもかかわらず相変わらず分かっていない」で、the + 比較級 の the が「その分だけ」を意味します。
使い方 —much less は否定文の後だけ
much less(ましてや〜ない)は前が否定文のときにしか使えません。
肯定文で「まして〜も」と足すなら let alone は同じく否定文専用、肯定なら not to mention を使います。
all the more は「それだけ一層」で、理由の節(because / since)や for + 名詞と組みます。
つまずきやすい所
○ no more a fish than a horse
✗ no more a fish as a horse
比較級 more の相方は than。
○ He cannot walk, much less run.
✗ He can run, much less walk.
much less は否定文の後だけ。程度は「小 → 大」の順。
○ 「相変わらず分かっていない」
✗ none the wiser を「賢くなった」と読む
none が the + 比較級 を打ち消している。
比較の格式表現は「否定と組むと意味が反転する」型です。相方の語と前提(否定文か)を確認します。