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準1級 · 読解 · 第10回

消えゆく花粉媒介者たち

この回の内容

準1級 · 読解 · 第10回

ミツバチなど送粉者の減少と生態系への影響を扱った環境系長文を読み解きます。biodiversityecosystem など準1級頻出の環境語彙を、文脈の中で確実に身につけられます。

争点の切り分け

the broad trajectory is no longer seriously disputed(大きな傾向はもはや真剣に争われていない)/What remains contested is the cause(争われているのは原因だ)と、合意されている点と争点が明示されます。

  • この切り分けを読み違えると「減少しているかどうかが議論されている」型の誤答を選びます。

対句で難しさを示す

A pesticide can be banned by decree; a fragmented landscape cannot.(農薬は命令で禁止できるが、分断された景観はそうはいかない)はセミコロンの対句で、政策の効きやすさの差を一文で示します。

  • 結論は there is no single lever to pull, yet many small ones, pulled together, can still bend the curve.(単一の手段はないが、小さな手段を束ねれば曲線を曲げられる)で、悲観に振り切らない締め方です。

つまずきやすい所

  • the decline did not halt(止まらなかった)

    ネオニコチノイドの規制で減少は止まった

    そこから単一原因論の限界に話が進む。

  • 争点は原因(傾向は争われていない)

    減少しているかどうかが最大の争点である

    no longer seriously disputed / What remains contested の対比。

  • 単一の手段はないが小さな手段の集積で改善できる

    打つ手はないという結論

    sobering but not despairing が筆者の姿勢。

何が争点でないかを先に確定し、対句と , which の指す範囲を追えば設問はぶれません。