準1級 · 文法 · 第12回
強調(前置)
この回の内容
準1級 · 文法 · 第12回
It is...that の強調構文や、文頭への前置(fronting)による語順操作を学びます。準1級レベルで求められる、論理を際立たせる洗練された英文の組み立て方が身につきます。
何を前に出すか、で型が決まる
動詞を強調するなら助動詞 do を足します(I do believe / I did send / Do please ...)。
目的語を前に出すと「それについては」という主題化・対比になります(That kind of behavior I will not tolerate.)。
場所・方向の副詞句を前に出すと、自動詞は主語と完全に入れ替わります(At the top of the hill stood an oak tree.)。
この完全倒置は主語が名詞のときだけで、代名詞なら語順は変わりません。
使い方 —do 強調は肯定文だけ、完全倒置は自動詞だけ
do 強調は肯定文専用で、否定文・疑問文には使えません(すでに do を使っているためです)。
完全倒置は stand / lie / come / sit などの自動詞で起こり、他動詞では起こりません。
文学的・描写的な効果があるので、物語文や紀行文で多用されます。
目的語の前置は話し言葉でも使われますが、格式の高い書き言葉では対比の合図として機能します。
つまずきやすい所
○ I do not believe him.
✗ I don't do believe him.
do 強調は肯定文だけ。
○ At the top of the hill he stood.
✗ At the top of the hill stood he.
主語が代名詞なら完全倒置しない。
○ In the box she put the letter.
✗ In the box put she the letter.
完全倒置は自動詞のみ(put は他動詞)。
前置は「前に出す要素」ごとに語順の規則が違います。完全倒置は自動詞と名詞主語の条件付きです。