準1級 · 読解 · 第2回
広がるマイクロプラスチック
この回の内容
準1級 · 読解 · 第2回
世界に広がるマイクロプラスチック汚染を題材にした準1級レベルの論説文を読みます。環境問題で頻出する専門語彙と、原因・影響を論じる文章構成を同時に習得できます。
論の運びと、批判の処理
Critics object that such measures address only a sliver of the problem, and they are right—but a sliver is not nothing.(批判は正しい、しかし一部でもゼロではない)のように、筆者は反論を否定せずに受け入れ、そのうえで結論を狭めます。
準1級ではこの「認めてから限定する」型が頻出で、設問は「筆者の立場」をここで測ります。
数字と範囲に付く条件を見る
may swallow tens of thousands of … particles each year は may(可能性)+ estimate(推定)で二重に緩められています。
断定形に書き換えた選択肢は誤答です。
また The realistic goal is not to undo the contamination but to stop making it worse. の not A but B は、目標の範囲を絞る言い方で、そのまま設問の正解になります。
つまずきやすい所
○ remains an open question(未解明)
✗ 体内での影響はすでに解明されている
未解明であること自体が懸念の理由として書かれている。
○ 「一部でもゼロではない」と対策を支持している
✗ 筆者は対策を無意味だと考えている
批判を認めた直後の but 以降が筆者の立場。
○ すでに環境にある粒子は今生きている全員より長く残る
✗ 汚染は元に戻せる見込みがある
will outlast everyone now living が根拠。
不可視性が主題、結論は目標の縮小。批判を認める文の直後(but 以降)が筆者の立場です。