準1級 · 読解 · 第75回
熟練者はいかにして生まれるか
この回の内容
準1級 · 読解 · 第75回
人がいかにして専門家になるかを論じた文章を読みます。才能と努力の関係や意図的練習の概念を扱い、準1級レベルの心理・教育系語彙と論理展開の読解力を高めます。
意図的練習は「快適さの反対」
Deliberate practice is not mere repetition.(単なる反復ではない)。
快適な練習は上達を生まず、comfort is precisely the enemy(快適さこそが敵)。
学習者は能力の縁で弱点を攻め、失敗を求め、即時の厳しい助言で誤りが習慣化する前に直します。
だから外の目(指導者)が要ります。
民主的な約束に付く留保
批判は2点。
- 集中を持続できる能力そのものが人により違う(才能の再配置)
- 良い指導者・余暇・早期の励ましがなければ何千時間も無駄で、それらは出生の偶然で配分される。
結論は Effort may indeed forge expertise, but the opportunity to exert it is not handed out equally.(努力は熟達を鍛えうるが、努力する機会は平等に配られていない)。
つまずきやすい所
○ 量ではなく質(能力の縁・弱点・即時の助言)
✗ 練習量が多ければ熟達する
not mere repetition。
○ 才能は「集中を持続する能力」として再配置されたと批判される
✗ この理論は才能の存在を完全に否定した
relocated。
○ 機会は出生の偶然で不平等に配られる
✗ 努力すれば誰でも同じ機会を得られる
distributed by accident of birth。
定義の厳密さと2つの批判。結論の留保まで読めば主旨を取り違えません。