準1級 · 読解 · 第77回
見えない宇宙
この回の内容
準1級 · 読解 · 第77回
暗黒物質や暗黒エネルギーなど目に見えない宇宙の謎を扱う準1級の科学論説です。天文学・物理学のアカデミックな語彙と、未知の現象を説明する論理展開の読み方が学べます。
証拠の積み上がり方
1930年代の銀河団の速度の異常は測定誤差として片付けられましたが、later observations of individual spiral galaxies revealed the same discrepancy: stars at a galaxy's outer edge orbit just as quickly as those near its centre(渦巻銀河の外縁の星が中心付近と同じ速さで回る)で無視できなくなりました。
最も経済的な説明が見えないハローの存在で、通常の物質の約5倍と推定されます。
結論は「説明力は証明ではない」
Still, the persistent failure to catch the particle is a useful reminder that a theory's explanatory power, however impressive, is not the same as proof.(粒子を捕まえられない状況は、理論の説明力がどれほど見事でも証明とは違うことを思い出させる)。
代替の修正重力説は most researchers regard this as a long shot(大半は可能性が低いと見る)と位置づけられます。
つまずきやすい所
○ 直接検出には至っていない
✗ ダークマターの粒子はすでに検出された
failed to detect a single … particle。
○ 大半の研究者は可能性が低いと見る
✗ 修正重力説が主流になっている
a long shot。
○ 説明力は証明ではない
✗ 説明力が高いのだから理論は証明された
結論の一文。
証拠の積み上がりと未解決の区別。結論の一般化(説明力と証明)が主旨です。