準1級 · 読解 · 第95回
消えゆく音の風景
この回の内容
準1級 · 読解 · 第95回
鳴鳥の個体数減少と生態系への影響を扱った準1級レベルの環境論説を読みます。原因と結果を結びつける読解力と、生態・環境保護に関するアカデミック語彙が身につきます。
音が生物多様性の指標になる理由
生物は長い時間をかけて acoustic spectrum を分け合ってきたため、種が消えると gaps open in the spectrum(周波数帯に隙間が開く)。
さらにエンジンやタービンが低周波を埋め、繁殖の呼びかけや警告を覆います。
だから Noise … is not a mere nuisance but a form of habitat degradation, one that leaves no visible scar(騒音は迷惑ではなく、目に見える傷を残さない生息地の劣化)です。
手法の利点と、哲学的な価値
A microphone left in the canopy gathers data day and night, in fog and darkness, without disturbing the creatures it records(樹冠に置いたマイクは昼夜・霧や暗闇でも、対象を乱さずに記録する)。
アルゴリズムが希少種の微かな痕跡を探せます。
結論は to attend to the sounds of a place is to be reminded that it is inhabited, that it has a voice of its own(その場所が住まわれていることを思い出させる)です。
つまずきやすい所
○ 生息地の劣化の一形態
✗ 騒音は動物にとって単なる迷惑である
not a mere nuisance but a form of habitat degradation。
○ 写真では伝わらない多様性の測度を一挙に得られる
✗ 音響モニタリングは映像より情報が少ない
no photograph can convey。
○ 乱さずに昼夜記録できるのが利点
✗ 録音は動物の行動を乱すため限界がある
without disturbing the creatures。
指標としての音の原理と騒音の位置づけ。この2点で設問の主旨が決まります。