2級 · 読解 · 第29回
記憶のしくみ
この回の内容
2級 · 読解 · 第29回
記憶の科学記事です。「ビデオカメラという通念 → 実は再構成 → 忘却の役割 → 実用的な意味」の型で、通念の否定が中心です。
論の展開 —通念 → 再構成 → 忘却の役割 → 実用
- 記憶はビデオカメラのように録画・再生するという通念
- 実際は断片から作り直す(だから同じ出来事の記憶が人により違う)
- 忘却は欠陥ではなく役割がある
- 実用的な意味(証言の不確かさ・自己テストの有効性)
設問の解き方 —忘却の役割と学習法の理由
By quietly letting go of what does not matter, the brain keeps the things that do(重要でないものを手放すことで重要なものを保つ)が忘却の役割です。
学習法の理由は the act of pulling a memory out strengthens it(引き出す行為が記憶を強める)。
理由まで問われるので押さえます。
つまずきやすい所
○ 断片から作り直される(だから変わる)
✗ 記憶は正確に保存されると読む
通念の否定が論の中心。
○ 重要でないものを手放す役割がある
✗ 忘却は欠陥と読む
not simply a fault の否定を読む。
○ 自己テストの方が有効(引き出す行為が強める)
✗ 読み返すのが最良の学習法と読む
理由まで示されている。
通念の否定と、忘却・学習法の理由。実用的な帰結まで読みます。