2級 · 読解 · 第42回
偶然から生まれた抗生物質
この回の内容
2級 · 読解 · 第42回
抗生物質の発見です。「偶然 → 気づき → 実用化までの10年 → 成功が生む耐性」という型で、逆説的な結末が要点です。
論の展開 —偶然 → 観察 → 実用化 → 逆説
- 偉大な発見は計画ではなく偶然から生まれることもある
- 休暇明けに洗っていない皿でカビの周りの細菌が死んでいるのに気づいた
- 捨てずに調べ、実用化には10年以上と多くの科学者の仕事が必要だった
- 成功の帰結としての耐性
設問の解き方 —「細菌が反撃する」逆説と警告
抗生物質を使いすぎたり誤って使うと、生き残った細菌が耐性を持ち薬が効かなくなります。
結びは「フレミング自身がほぼ1世紀前にこの危険を警告していた ── 都合の悪い知らせでも科学者の声を聞くことが重要だという証拠」。
警告の主体が発見者本人である点が設問になります。
つまずきやすい所
○ 実用化には10年以上と多くの科学者の仕事が必要だった
✗ 発見と同時に薬になったと読む
It took more than a decade を読む。
○ フレミング自身がほぼ1世紀前に警告していた
✗ 耐性は最近発見された問題と読む
結びの一文が根拠。
○ 偶然の観察を捨てずに調べた行動が鍵
✗ 偶然だけで発見されたと読む
Instead of throwing it away の対比。
偶然+行動が発見を作り、成功が耐性を生む。逆説の構造が主旨です。