準1級 · 語彙 · 第42回
テクノロジー
この回の内容
準1級 · 語彙 · 第42回
innovation・automation・algorithm など先端技術を語る上級語彙を体系的に習得します。科学技術系の長文読解や時事的な議論で即戦力となる語彙力が手に入ります。
語源と比喩用法
encryption は crypt(隠す。cryptic = 難解な、crypt = 地下納骨堂と同族)に en-(〜化する)が付いた語。
interface は inter(間)+ face(面)で「接する面」。
redundancy は re-+und(波打つ。undulate と同族)で「溢れるほどある」= 余剰。
bandwidth は本来「帯域幅」ですが、口語で「(人や組織の)処理できる余力」を指します(I don't have the bandwidth for that.)。
使い方 —redundancy は褒め言葉にも解雇にもなる
工学では redundancy は「予備がある」= 美点ですが、雇用では be made redundant(解雇される。英用法)と否定的になります。
同じ語で評価の向きが反転するので、文脈語(system / staff)で判断します。
scalable は「今のまま規模を10倍にしても壊れない」という含みで、highly scalable が定型。
interface は動詞で interface with other systems(他システムと連携する)と使えます。
つまずきやすい所
○ システムの話なら「冗長性=安全策」で肯定的
✗ redundancy を常に否定的に読む
分野で評価が反転する。文脈語で決める。
○ 「人・組織の対応できる余力」の比喩もある
✗ bandwidth を通信だけの語と思う
ビジネス口語で頻出。
○ decrypt(復号する)
✗ encrypted の反対を uncrypt とする
対になる接頭辞は de-。
技術語は比喩に転用されます。redundancy のように評価が反転する語を文脈で見分けます。