1級 · 語彙 · 第36回
修辞・文学表現
この回の内容
1級 · 語彙 · 第36回
periphrasis / bombast / vatic / logorrhea / apophasis / epigrammatic。修辞用語は例文そのものが定義になります。
定義と、実演の例
apophasis は「触れないと言いながら触れる」修辞で、"I won't dwell on his bankruptcies" がまさにその実演です。
periphrasis は遠回しな言い方(迂言法)、logorrhea は logos(言葉)+ rhoia(流れ)で止めどない饒舌。
bombast は大言壮語、vatic は vates(予言者)で「予言者的な」。
epigrammatic は epigram(警句)から「簡潔で機知に富む」。
評価語としての使い方
bombast / logorrhea / periphrasis は批判語で、書き手や話者を否定的に評します(The general's bombast could not conceal the retreat.)。
逆に epigrammatic は褒め言葉。
vatic は文脈次第で「霊感に満ちた」(肯定)とも「大げさに予言めいた」(皮肉)とも読めます。
1級ではこの評価の向きが設問の分かれ目になります。
つまずきやすい所
○ 中身のない大言壮語(批判)
✗ bombast を「力強い弁論」と褒め言葉に使う
評価は否定的。
○ 言わないふりをして言う修辞
✗ apophasis を「省略」と訳す
実演の例で覚える。
○ 簡潔で機知に富む(褒め言葉)
✗ epigrammatic を「短くて雑な」と読む
評価が逆。
修辞用語は評価の向きで整理し、apophasis のように例文で定義を覚えます。